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紫ぶどう

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葡萄の品種は世界で数千種類あるとも言われています。しかしながら、一般家庭の消費者に認識されている品種は僅か数十種類ではないでしょうか。
このページでは、日本各地で生産されている数多くのぶどう品種のなかでも、是非知って頂きたい、是非味わって頂きたい葡萄を取り上げて、紹介していきたいと思っております。

ブラック三尺(欧州種系)

岡山県の花澤ぶどう研究所で1977年に 紅三尺×グザルカラーを交配、1989年に品種登録されました。
大粒大房で暗紫赤~黒色、晩成品種で育成地により多少の差はありますが9月中旬~10月下旬頃が旬と思われる。
肉質は崩壊性で、香りは少ないが食味良く、酸味少なく糖度は19~20度と高い。
整房して500g程度の小房にすれば、早生コールマンともいえる品種でクリスマス、又お正月用としても面白いかも(^^)

ハイベリー (欧州系雑種)

岡山県の花澤ぶどう研究所において1977年に交配、両親名は札落のため不明らしい。
紫黒色で糖度高く、果汁も適度にあり、肉質はシャキシャキとして、皮ごと食べられる。
ジベレリン処理により巨大粒、巨大房になる。ほのかなマスカット香があり、美味な葡萄である。  
クセになるかもね~ (^o^)/
熟期は8月下旬頃です。

伊豆錦(いずにしき)欧米雑種系

静岡県伊豆の井川秀雄氏が1970年に(巨峰×カノンホールマスカット)×カノンホールマスカットを戻し交配し1980年に品種登録した最高傑作だ。
最大の特徴は、ピオーネ以上になる超ジャンボブドウとして知られ、井川会では秘蔵の品種として一般には公開されていなかった。
果皮色は紫黒色で果粒は短楕円形巨大粒で20g位、ジベレリン処理をすると30gにもなる。
肉質は崩壊性で果肉の締まりは巨峰より良く糖度も18度位になり、大変美味しいぶどうである。
熟期は8月下旬~9月上旬。

ブラジル(欧州種系)

この葡萄は、1988年に『紅高』を発見した高倉サダオ氏が1993年に紅高の枝変わりとして発見した黒色変異種である。

着色先行形のぶどうの為、全体的にきれいに着色する。

糖度も完熟すると18度位まで上がり、酸味も初めはあるが完熟に伴い良い味になってくる。

発見当初は 『プレタ』(←黒の意)と呼ばれていたが、1997年頃から(←定かではない)本種の将来性に大きな期待をかけて『ブラジル』と命名された。

ブラックスワン(欧州種)

山梨県の㈱植原葡萄研究所が1984年にユニコーン×ピッテロ4号を交配し56粒の中の第4号、1988年に初結果する。

高貴な外観からブラックスワン(黒い白鳥)と名付ける。

勾玉先尖長楕円形のピッテロ形果粒の黒色品種で大変貴重である。

果皮色は紫黒色で果肉は崩壊性で酸味少なく、糖度が高く20度を超える大変美味しい葡萄である!!

高妻(たかつま)欧米雑種系

長野県の山越幸男氏が1981年にピオーネ×センティニアルつまり、ピオーネに巨峰の父親であるセンティニアルを「戻し交配」してピオーネを改良し、栽培の容易なしかも品質の良い品種を作ったわけです。

1985年に初結果、約80個体から選抜育成され、1992年に種苗登録されました。

果粒は短楕円形で約20g、果皮色は真黒色~紫黒色で糖度は約20度、コクのある甘みで品の良い香りがあり、大変美味しい葡萄である。

ウインク(欧州種系)

山梨県でマンズ・レインカットの考案者志村富男氏により1987年にルーベルマスカット×甲斐路を交配し育成、1998年に品種登録されました。

以前紹介しましたがルーベルマスカットが(甲斐路×紅アレキ)なので、性質は甲斐路に近く、紫黒色の甲斐路の様な品種である。

ブルーム(花粉)の乗りが良く美しい、果粒は卵形大粒11g位、果肉は崩壊性で多汁、糖度も高く20度位になる。

渋み少なく、酸味も適度で、今風でさっぱりとした美味しぃ~しかも上品な味です。熟期は9月中旬~10月とやや遅い。

ブラックビート(欧米種系雑種)

この葡萄は、熊本県宇城市不知火町の河野隆夫氏が1990年に藤稔×ピオーネを交配して14年に渡り調査、研究し育成され2004年に品種登録された最新品種です。紫黒色、短楕円形巨大粒15~18g(最大で20g超)。

ブルーム(花粉)の乗りが良く外観は見事!!!!

肉質は適度に締まり、多汁で、糖度は16~19度とそれ程高くはないが、酸味少なく、 ピオーネほど濃厚ではなくあっさりした味だが1度食べてみると美味しくてやめられない!!!(子供でも1房食べてしまうほど♪)

これから注目される黒葡萄の1つと思われる。

マスカットビオレ(欧州種系)

前回紹介させていただきましたルーベルマスカットの姉妹品種で、両品種同時に種苗登録されました。ビオレ(ヴィオレ)は英語の

ヴァイオレット(Violet)のフランス語読みでスミレ色の事です。

この葡萄は、その色調から赤、黒、黄緑、いずれの葡萄と詰め合わせても彩が良く、得がたい特性だと思います。

この葡萄の魅力はなんといっても、露地栽培のアレキをも凌ぐ濃厚なマスカット香といえるでしょう。房も大きく実も付きますが、成熟するには高温で乾燥した空気と強烈な陽光が必要です。

そのため樹をのびのび育てて、房にも充分日が当たるようにしています。

コメントは原田ブドウ園さんより頂きました。

スチューベン(米国型雑種系)

1925年にアメリカ合衆国のニューヨーク農業試験場でウエイン×シェリダンを交配し、1947年に発表されました。

日本には1954年に導入され、いっきに人気品種の仲間入り!!

糖度きわめて高く20~23度に達し、蜂蜜の様な甘みがあり、ほのかに甘ーい香りがする。

紫黒色で花粉多く、果肉は塊状でやや柔らかく多汁。

肉質はなめらかで皮離れが良い。棚持ち、日持ちも良い。←ここがミソ!!

サマーブラック(欧米雑種系)

山梨県果樹試験場が、巨峰とトムソンシードレスを交配し育成された早熟でしかも初めから種なしのブドウです。

1999年に品種登録された注目!の新品種である。

紫黒色で花粉は多く、フォクシー香があり、肉質は崩壊性と塊状の中間ぐらいで、果皮は厚く皮離れはやや難。

しかし名前『夏に熟する黒いブドウ』の通り8月の初旬に熟し、糖度も20度以上と甘く濃厚で美味しいブドウです。

マスカット ベーリーA(欧米雑種系)

川上善兵衛氏が1927年(昭和2年)にベーリー×マスカットハンブルグを交配し1940年(昭和15年)に発表されたブドウで醸造用として、又生食用として近年増えている品種です。

西日本を中心に"ぶどう狩り"に行きますと、このブドウが種なしベーリーA(ニューベーリーA)として見られる事が多いです。

紫黒色を呈し酸味適当にあり、糖度も20度以上 微かにマスカット香を有し、濃厚で美味しいブドウです。

熟期は9月中旬頃~10月。

キャンベル アーリー(欧米雑種系)

アメリカでキャンベル氏という方が、ムーアーアーリー×(ベルビレーデ×マスカットハンブルグ)の交配で作出されたぶどうです。

日本には1897年(明治30年)頃に導入されました。

紫黒のぶどうで果粒は5~6gと小さめで糖度は15~16度 果皮は厚く、果肉は軟らかい塊状で皮離れも良い。

完熟すると香り高く濃厚な味わいです。

巨峰が出てくる前は日本の代表的品種のひとつだったが最近では、栽培面積も減ってきている。

主産地は岩手、青森、秋田などの東北地方。また九州でも栽培されている。

熟期は、8月の中旬頃からです。

ピオーネ(欧米雑種系)

1957年(昭和32年)に井川秀雄氏が巨峰にカノンホール マスカットを交雑して育成した品種で1973年(昭和48年)に品種登録されました。

現在人気沸騰中で、栽培面積も増えて巨峰、デラウェアにつづき日本では第3位、上位3品種を合わせると、ぶどう栽培面積全体の約70%位になります。(残りの30%で何種類位かな~?)

大粒の紫黒色をしていて、1粒のサイズが15~20gと大きく、酸味少なく糖度が高く肉質が優れていて、歯ざわりの良い食感と

風味が上品な大変美味しいぶどうです。

市場に出回っているものは、ほとんど"種なし"しかも大きな粒なのでお子様~お年寄りの方まで人気のぶどうです。

私の子供&奥様も大変好きです。(^_^)v

巨峰(きょほう)欧米雑種系

この写真が巨峰です。

葡萄と言えば巨峰と言うぐらい皆さん馴染みの深いぶどうです。

又日本で一番栽培面積も広く、約6300haと言っても分からないよね・・・

まっ葡萄全体の約1/3が巨峰なのです。さすがわ葡萄の王様!って感じですね。

その昔 大井上康氏が、石原早生(キャンベルアリー)という葡萄にセンテニアルという葡萄を交雑して育成した品種。

そして1945年(昭和20年)に巨峰と命名されました。育成当初は、安定栽培が難しく普及が遅れたが、先人の並々ならぬ努力と技術力の発展で、1970年代に急激に栽培面積が増えました。

又大粒で食味が良い事から、巨峰を親に用いた育種が行われ、ピオーネなど多くの人気品種が作出されています。

藤稔(ふじみのり)欧米雑種系

1978年、神奈川県の青木一直氏が、井川682号(クロシオ×(フレームトーケー×オパーレ)にピオーネを交雑して育成した品種、1985年に品種登録されました。

藤稔の最大の特徴は、その粒の大きさです。

私が見る限りでも20gを超える粒で最大32g(だいたいゴルフボール位)になると言われています。

果皮は紫黒色で厚く、皮離れが良く果肉はやや軟らかく多汁。

糖度ははそれほど高くないが、あっさりした食味は、以外に美味しい!!

熟期は8月中旬頃です。